会社が倒産しそうな平社員のはなし

病気から復活したら、今度は会社がピンチでした。

セクハラは意外と気づけない話⑤

ひとつまえはこちら

makkuronekosuke.hatenablog.com

昨日の夜にアップした記事が、タイトルだけ残して中身が全部消失していてびっくりしました。

おじさん社員が何か感づいたのかもしれません。

 

さて、これまで「自分のために」穏便に済ませようとしていた私ですが、最終的に上司に最近のおじさん社員の事を話すことにしました。

私が話をしている間、いつも人をからかってばかりの上司は珍しく黙って話を聞いてくれ、すべて話終わった後、一呼吸置いてから

 

「それは、セクハラです」

 

と言われました。

それまでセクハラという言葉はまったく頭になかったのですが、第三者から指摘されて初めて、自分はこれまでセクハラを受けていたのだということに気づけたのです。

 

セクハラが判明してからの上司の対応は早く、次の日からはパッタリと、電話もデートのお誘いも無くなりました。

 

 

タイトルにある通り、セクハラは被害者、加害者に関わらず、当人たちは意外と気づけないように思います。

最初から毎日電話をかけてきていたり、デートに強引に誘ったりということであればどうかはわりませんが、出だしが「ちょっと会社にで顔を合わせた時に話す程度」から徐々にグレードアップしていくと、案外セクハラという言葉が頭をかすめることすらなかったりします。

少なくとも、私はそうでした。

 

 

晴れてセクハラ被害から解放された私ですが、先述したとおり、そこには周囲の方がすぐに動いてくださったということが、とても大きかったです。

いつか終わると耐えていても、何もしないのに終わることはないので、もっと早く話をすればよかったと、後からとても後悔しました。

辛いなと思ったら、私みたいにうつ病に片足を突っ込む前に、周りに相談するでも、会社を辞めるでもなんでもいいので逃げたした方がいいですよ。

 

ちなみに、今回の件で私の周りの方々からしていただいたことは

 

①電話がかかってきたら「上司からキャッチが入ったので失礼します!」と言って切っていいよという許可

 

②おじさん社員のいる部署の所属長から、やんわりと「最近下の子に毎日電話してるんだって?ちょっと困ってたよ。**さんも、あんまり下の子ばかりかまってると、奥さんから怒られちゃうよ」と、やんわり話をして貰う。

 

この2つだけです。

 

しかも②計画が効果テキメンすぎて、①計画は実行に移すことなく終わりました。

 

 

現在、私とおじさん社員の仲はどうなっているかというと、意外と普通に接する事ができるくらい、後腐れない状態です。

これに関しては、ある意味おじさんの性格がよかったこともありますが、おじさんの所属長が注意するときに「怒る」ではなく「諭す」ように話をしてくださったことが大きいのだと思います。

もし、身近にセクハラ被害についてお悩みをお持ちの方は、セクハラ加害者に「怒る」のではなく「諭す」ようにしていただけると、その後あと腐れが少なくなる・・・かもしれません。

 

そして、もし「あれ?これってセクハラでは?」なんて現場を見かけたら、ちょっと声をかけてみてあげてください。

もしかしたら、セクハラしてる方も、されてる方も、まったく気づいていないかもしれませんし、まわりから指摘して上げるだけで、ちょっと事態が動くことだってあります。

 

以上、セクハラは意外と気づけない話でした。